人生の節目には、祈りや願いを"かたち"にして贈る——それが日本の祝い文化です。
人生には、いくつもの節目があります。
一年がはじまる時。
新しい命が生まれる時。
ふたりが結ばれる時。
幾年もの歳月を歩んできたことを称える時。
そんな「おめでたい時」に、 人は祈りや願いを"かたち"にして贈ってきました。
水引の結びに、のし紙の言葉に、そして贈り物のかたちに、
日本人は心を込めて、祝いの場を彩ってきたのです。
そして、日本では、お正月や初誕生日、結婚式、長寿祝いなど、人生の節目や行事で「餅」を食べて祝う文化があります。
餅は神様への供え物「神饌」とされ、神聖なものとして大切にされてきました。
お餅の丸い形は円満や繁栄を、よく伸びる性質は長寿や縁の継続を象徴します。
また、紅白は幸福・清浄・節目・魔除けを表す色。祝いの場にふさわしい配色として、古くから用いられてきました。
その文化は、時代が変わっても、今も私たちの暮らしの中に生きています。
紅白の色合い、六角の形、そして"亀"を模した意匠。
紅白亀甲餅は、職人の技と祝いの心が結びついた縁起物、宗禅ならではの祝い餅です。
焼くとふっくら膨らみ、香ばしい亀の背が現れます。
祝いの象徴である紅と白。 長寿と繁栄を意味する、六角形の「亀甲」文様。
……でも、それだけではありません。
宗禅の紅白亀甲餅が特別なのは、 その美しい形に、吉祥の象徴でもある「亀」の姿を見事に映し出しているから。
長寿を象徴する「亀」の姿を、匠の技によって一枚一枚丁寧に形作り文様を刻み入れます——。
できあがりまでに7日間の工程を経ながら、1枚1枚に丹精込めて仕上げていく。
それは、日本で唯一継承されてきた上技物あられづくりに真摯に向き合ってきた職人の誇りです。
さらにこのお餅の真価が発揮されるのは、ご家庭のハレの食卓においてです。
オーブントースターで簡単におめでたい亀のカタチに焼きあげることができ、
火が通ると、ぷっくりと膨れあがり、まさに神使出現。みるみる"亀"の姿となるのです。
(通常のお餅は膨れ方が一定ではなく焼き上がりも不定形です)
お正月や賀寿などおめでたい席での縁起物としてはもちろん、
皆でワイワイと焼いて膨らむ様子を楽しむのもまた一興、
祝いの席を彩る演出にもなることでしょう。
皆で祝いあい幸せを願いあうハレの日に日本文化に託して届ける縁起物。 それが、紅白亀甲餅です。
おめでたい時には「紅白亀甲餅」。
当店の「紅白亀甲餅」は、日本の祝い文化を形にした、縁起の良いお餅です。
長寿の象徴である亀を模し、
紅白の色には、「慶び」と「清らかさ」
餅に描かれた亀甲模様には、「長寿」「繁栄」「家運隆盛」の願い
京都・玄武神社にて「健康・長寿」の祈願をいただいています。
さらに、焼くとぷくっと膨らむ紅白亀甲餅には、
「夢」や「幸福」がふくらんでいくようにという想いも込めています。
紅白亀甲餅は、
百年を超える"餅を操る上技物"の技術が織りなす、
千年続く日本の心を、今に伝える、日本の文化と伝統のかたちです。
どうぞおめでたい時に、大切な人とご一緒に、お召し上がりください。
亀の形に膨らむ吉祥のおめでたい餅。この餅1枚を作りだすために、7日間という普通では考えられないほど実に多くの時間と手間をかけ作りあげます。
紅白亀甲餅を焼く段階で、職人の出番はありません。四方八方にふくらむのが餅、それが「あたりまえ」。その「あたりまえ」を覆し、ご家庭で簡単に亀の形に「ぷくっ」と膨らむように細工した高度な上技(じょうわざ)の技術が、一枚一枚に込められています。
還暦や古希などの長寿のお祝い、結婚式のお祝いや引き出物、お返し、お正月のお雑煮・おすましに、どうぞこのおめでたいお餅をお贈り下さいませ。
まずは素材選び。搗(つ)いた餅を型で抜いて紋様を描くため、粘り気の強い、力のある餅を作らなければなりません。試作を重ね、見つけ出したのが佐賀県産、しかも地域を指定したヒヨク餅米。
その厳選された餅米を洗米し、蒸籠(せいろ)で蒸しあげ、杵で餅を搗き、冷室にてゆっくりと固めること三日間。そうして迎えるのが、最も困難な亀の甲羅の紋様を彫る筋入れです。
4ミリと薄く切った餅を、まず亀の形に抜き、2ミリ前後の紋様を丁寧に入れていきます。彫りが深いと乾燥時に割れてしまい、浅いと焼いた時に亀の姿に成りません。
同じ餅でも中心部はコンマ数ミリ深く、外側に行くほどコンマ数ミリ浅く彫る。これこそ、熟練した職人しか出来ない技です。
紋様を彫り終えると、製造の最終段階である乾燥に入ります。日中は天日干し、夜は密封状態で生地を寝かせ、水分量を一定にします。次の日、また次の日と早くて二日間 作業を繰り返すのですが、この具合が難しく、天候や気温、湿度までも管理した状態でないと、焼いた時に綺麗な形に膨らみません。
このような工程を経て、ご家庭でも手軽に焼いていただける紅白の亀甲餅がようやく完成するのです。
さらに、この紅白亀甲餅は、古くは平安京の北の鎮護神であり「亀の宮」と称される、陶芸に用いるろくろの始祖としても有名な創建1,100有余年の由緒ある京都「玄武神社」にて、新年の長寿と健康、そして家内安全を祈願してこの餅をご祈祷頂いております。
調理方法も簡単で、手軽にオーブントースターで焼くことができ、お雑煮、おすまし、ぜんざい、味噌汁、うどんに浮かべたり、そのまま醤油をつけるだけでも美味しくお召し上がりいただけます。
※膨らみが弱い場合は、扉を閉めて、温度調整して焼き上げてください。
※底面が焦げないようにご注意ください。
お餅が膨らんだ後、オーブントースターの扉を開けたままさらに約1分、底面が焦げない程度にしっかり焼いてから浮かべてください。
※焼き加減が浅いとモチモチ食感は楽しめますが、汁物に浮かべた際に沈んでしまうことがありますのでご注意ください。
《しょう油餅にする時》
亀の形に膨らんですぐ取り出す。
色をつけずに白く焼き上げると「やんわりモチモチした食感」をお楽しみ頂けます。
《お雑煮・おすまし・ぜんざい等に浮かべる時》
亀の形に膨らんだ後、そのまま1分程長めに焼く。
表面を少し色づけると「中はモチモチ、外はカリカリ」とした、お椀に浮かぶお餅を
お楽しみ頂けます。
【焼き時間の目安・余熱なし】
しょう油餅用 | お雑煮用 | |
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1000W | 約2分 | 約3分 |
750W | 約3分 | 約4分 |
500W | 約4分半 | 約5分半 |
※焼き上げ後、また小袋開封後はすぐにお召し上がり下さい。
※オーブントースターの機種により、膨らみ方が多少異なります。
慶事の縁起物として喜ばれる紅白亀甲餅はこんなシーンでご利用いただいています。
紅白亀甲餅はお正月やハレの日だけではなく、日々の食卓の中でもお楽しみいただけます。ぜひ皆様のユニークなアイデアでお楽しみください。
おめでたい日には「良いことがありますように」という願いを込めて「縁起物」を贈ります。縁起を大切にする、日本人らしい心遣いの中で生まれる笑顔のショートストーリー。
★下の各画像をクリックすると、それぞれのストーリーが展開されます。ぜひご覧ください。
「いい結婚式だったね」
披露宴からの帰り道、電車の中でふたりして小声で振り返る。
「料理も美味しかったし、雰囲気もあったよね」
帰宅後、紙袋から引き出物を取り出しながら、 「引き菓子、何だった?」と見てみる。
「美味しそうな焼き菓子と、紅白亀甲餅……ん?」
小ぶりながら日本的なパッケージに入った、紅と白の六角形のお餅。
「なるほど。縁起物だね。紅白で、しかも亀のかたち。これはいいね」
添えられたカードには、
"古来より長寿と繁栄を願う象徴として親しまれてきた、亀甲文様。
このお餅は日本唯一の職人の手によって一枚一枚、亀の姿にかたどられています。"
と書かれていた。
「へえ、なんだか日本の文化って、いいよなあ」
思わずしみじみと呟くと、横で「焼いてみようか」と彼女が笑った。
オーブンで焼いてみると、ゆっくりと膨らみ始め、やがてぷくっと大きく膨れた。
「おお…ほんとに、亀だ」
そうつぶやいて、ふたりして笑い合う。
お祝いの記憶が、香ばしい香りとともに、心に残った。
小さな命と、あふれる感謝を伝える贈り物。
「かわいいね、指がめっちゃちいさい」 赤ちゃんの写真をスマホで見せると、友人がやさしく笑った。
日本では、子どもが生まれたことを周囲の人に報告し、 無事な誕生に対する感謝の気持ちを込めて「内祝い」を贈る風習があります。 もともとは"お祝いをいただいたお返し"という意味よりも、 "嬉しいことがあったので分かち合いたい"という純粋な喜びの表現でした。
わが家もちょっとした縁起物を報告とともに友達や親せきに贈った。
"健やかな成長を願って、亀のかたちのお餅を選びました。"とのメッセージを添えて
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数日後、「焼いてみたら、ぷっくり亀が出てきたよ」と
LINEで写真が送られてきた。
なんだか幸せのおすそ分けができた気分。
年のはじめのご挨拶に、縁起の良いひと包みを。
年が明けて最初の訪問は、毎年恒例のご近所さん宅。 門松が立ち、玄関にはしめ飾り。 チャイムを押すと「いらっしゃい!」と明るい声。
「今年もよろしくお願いします」 手渡したのは、紅白の亀甲餅。
「わあ、これはまた縁起がよさそう」 そう言いながら、包みを丁寧に開いてくれる。
日本には古くから、"年始の挨拶には手ぶらでは行かない"という文化が根づいています。 お年賀は、ただの手土産ではなく、 「新しい一年も、どうぞよろしく」という気持ちを伝えるための小さな儀式。
そんな場にふさわしい贈り物として選んだ紅白亀甲餅は、 紅白のめでたさに加えて、神の使いといわれる亀の形を模した縁起物。
後日、「あれ、焼いてみたら本当に亀になったのよ」と笑顔の写真付きでお礼の連絡が届いた。 ふっくらと膨らんだお餅を囲んで、家族の笑い声が聞こえてきそうだった。
ちょっとした気遣いが、気持ちを届ける。
お年賀は形式だけのものじゃない。 人と人の間をやわらかくつなぐ、日本らしい習慣のひとつだと思う。
歩んできた歳月に、心からの「おめでとう」を。
還暦を迎える父の祝いに、家族が久しぶりに一堂に会した。 赤いちゃんちゃんこを渡すと、「恥ずかしいなあ」と言いながらも、まんざらでもなさそうに袖を通す。
日本の賀寿文化では、数え年で60歳を還暦、70歳を古希、77歳を喜寿、80歳を傘寿、88歳を米寿、90歳を卒寿、99歳を白寿、100歳を百寿と呼び、 それぞれの節目に長寿を祝う風習があります。 かつては珍しかったその年齢を迎えること自体が、家族や地域にとって大きな喜びでした。 昨今は人生100年とも言われ平均寿命も延び、だからこそ、その節目を改めて"祝う"ということの意味が深まっているのかもしれません。
「プレゼント、これだよ」 孫たちが手渡した包みを開けると、紅白の亀甲餅が顔をのぞかせた。 「なんやこれ、亀か。うまいことこしらえてあるなぁ」
夕食後、食卓で焼いてみると、 ぷくっと膨らんで、いかにもふくふくしい亀の姿に。 「わしも、こんな亀のようにゆったり長生きしたいなぁ」 父の一言に、場が静かにほころぶ。
贈り物をきっかけに生まれた会話は、 ただの時間ではない、記憶に残るひと時だった。
祝いの品とは、物そのものだけでなく、 "かけがえのない瞬間を創る力"を持つものなのだと、改めて感じた。
長寿の願い、家族のつながり、日本の心。 それらがひとつに重なる、豊かな祝いの時間でした。
小さな焼き菓子の店を、週末にオープンしました。
お祝いの花が届き、玄関先には「開店御礼」の札。だけど本当にありがたいのは、足を運んでくれたお客様の笑顔です。
「おめでとうございます」
「こちら、開店サービスです。縁起物のお餅なんですよ」
そう言いながらお渡ししたのは、紅白の、亀のかたちをした焼きあられ——紅白亀甲餅。
「えっ、かわいい! 亀って縁起がいいんですよね?」
「はい。長寿や繁栄の象徴なんですって」
日本には、開店や開業の際に"末広がり"の意味を込めて、縁起の良い品を贈ったり配ったりする習慣があります。
紅白の包装、熨斗の「御祝」——それは、気持ちをかたちにして伝える美しい文化です。
その日も、紅白亀甲餅を手にしたお客様が、にこにこと話しかけてくれました。
「焼いたらどうなるんですか?」と聞かれて、思わず笑顔で「焼いてみてくださいね」と返した私。
翌日には、SNSに写真を載せてくださった方もいて、
「焼いたら本当に亀になった!」
「縁起がいいから玄関に飾っちゃいました」なんて声も。
紅白亀甲餅は、ただのおまけではありませんでした。
その場に話題を生み、店の空気をあたためてくれる、不思議な力を持っていたのです。
"贈る"とは、"届ける"こと。
そしてきっと、"つながる"ことなのだと、私は知りました。
「一年の始まりに、福を招くかたちをお供えに。
おせちの準備が整い、 家族が炬燵を囲む静かな元日の朝。
神棚にそっと供えた紅白の亀甲餅。 「これ、焼くとね、亀になるんだって」
子どもが目を丸くして覗きこむ。 「ほんとに?」「うん、見てて」
オーブンに入れて数分。 お餅がぷくっと膨らみ、 背中の模様がじわじわと浮かび上がる。
「おぉー、亀だ!」「今年もいい年になりそうやね」
父の笑い声が部屋に広がった。
日本では、正月に神棚や仏壇へ鏡餅やお供え物を備えるのが習わし。 これは、その年の五穀豊穣や家内安全、健康長寿を願う大切な行事です。
そして正月の食卓といえば、お雑煮やぜんざい。 ふくらませた亀甲餅を加えると、香ばしい風味とともに、 その見た目もまたお祝いらしく、心までほころぶ味わいに。
「これ、食べるのがもったいないくらい可愛いな」 と笑いながら、お雑煮に浮かぶ亀の背中を見つめる祖母。
紅白で亀のかたち—— まさに、新しい年の幸せを願うにふさわしいお餅でした。
お正月の朝にふさわしい、やさしく温かな風景です。
祝いのかたちを知らなかった私に、教えてくれたもの。
実家を出てから初めて迎えた一人暮らしのお正月。 おせちも雑煮も作るつもりはなく、 コンビニで買ったカップのおしるこを温めていたとき、 母から小包が届いた。
中には紅白の、奇妙な形をしたお餅。 そして一枚のメモ。
「亀甲餅。お正月に、焼いて食べてみて。ちゃんと膨らんで亀になるから」
なんだこれ、と思いつつ、 オーブントースターで焼いてみると、 本当にぷくっと膨れて、まるで亀の甲羅のような形に。
SNSに上げると、「かわいい!」「縁起良さそう」とコメントが続いた。
調べてみると、紅白、亀、六角形…… どれも日本の"お祝い"に深く結びついていることを知る。
「祝いごとなんて、親世代の話」 そう思っていたけど、 こうして自分の暮らしに届いたとたん、 急に"ちゃんと受け取りたい"気持ちが生まれるのが不思議だった。
祝いの文化は、遠い伝統じゃない。 今日を大切に生きるための、ちょっとしたアドバイスなのかもしれないな。
用途や人数に合わせて選べるセットをご用意しました。
40代女性(東京都)
結婚内祝いに贈ったところ、上品で縁起が良いととても喜ばれました。焼くと膨らむ様子も楽しいと評判でした!
60代男性(京都府)
還暦祝いに親戚へ贈りました。昔ながらの餅文化が懐かしいと好評で、パッケージも丁寧でした。
30代女性(愛知県)
子どもの初正月に両親へ贈りました。紅白の色味が美しく、お正月にぴったりでした。贈って良かったです。
紅白亀甲餅のご注文はとても簡単。お祝いの想いを、スムーズに贈り届けられます。
ご用途や贈り先に合わせて
セット内容をお選びください。お電話でのご相談もお気軽にどうぞ。
掛け方、水引、表書き、名入れをご指定いただけます。
ご要望に合わせてメッセージカードや風呂敷包なども承ります (別途オプション)。
ご注文内容を確認後、
丁寧に包装・梱包いたします。
全国発送OK!
日時指定も承ります。※天候状態や交通事情などの影響が予想される場合は余裕をもってご指定下さい
京都・洛北で長年培ってきた技と心を、祝い餅に込めてお届けしています。
素材はすべて国産、製法は日本で唯一の上技師による伝統の手作業。
ひとつひとつ丁寧に仕上げることで、どんなご家庭の祝いの場にもふさわしい、幸せ溢れるやさしい味わいが生まれます。
祝いの文化を、今の暮らしに寄り添うかたちで。
「紅白亀甲餅」は、神聖な亀の六角形と紅白の組み合わせに加え、オーブントースターで手軽に焼ける実用性も兼ね備えています。
伝統を守りながら、現代の贈り物としての価値を創出する——それが宗禅の祝い餅作りです。
シンプルで意味が込められており、どの世代にも伝わる「祝い餅」は、近年再評価されています。
特に「紅白亀甲餅」は、伝統とモダンを兼ね備え、手軽に焼けて、見た目も華やか。
結婚・出産・長寿祝いから、新年のご挨拶まで——"気持ちが伝わる"贈り物として支持されています。
紅白亀甲餅は、京都・宗禅が心を込めてお作りした祝い餅。
全国から感謝の声を多数いただいております。
※のし紙や名入れ、メッセージカード対応も可能です