知恩院(ちおんいん) | 京西陣 菓匠 宗禅
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知恩院(ちおんいん)

2018年7月23日

 知恩院は、京都市東山区にある浄土宗総本山の寺院で、山号は華頂山(かちょうざん)といいます。

 浄土宗の宗祖・法然が後半生を過ごし、没したゆかりの地に建てられた寺院で、現在のような大規模な伽藍が建立されたのは、江戸時代以降です。徳川将軍家から庶民まで広く信仰を集め、 今も京都の人々からは親しみを込めて「ちよいんさん」「ちおいんさん」と呼ばれています。

 知恩院のすぐそばには、「行者橋(ぎょうじゃばし)」と呼ばれる一本橋があります。長さ約12m、幅60㎝の手すりもない橋で、比叡山の修行のうちでも随一の荒行とされる千日回峰行を終えた修行僧が、 京都の町に入洛する際最初に渡る橋とされています。行者橋と祇園近くを流れる白川の流れは風流そのものです。

  国宝の三門を抜けると「男坂」とよばれる急な階段が、右手にはゆるやかな女坂があり、どちらを通っても国宝の御影堂の前に出るように造られています。

 重要文化財である知恩院の大鐘楼は、寛永一三年(一六三六年)に鋳造されました。高さ3.3メートル、口径2.8メートル、重さがなんと約70トンもあり、京都の方広寺、奈良の東大寺と並ぶ大鐘として知られています。

 独特の撞き方でこの大鐘楼を鳴らす除夜の鐘は、年末のテレビ番組でたびたび紹介されています。

 「忘れ傘」や「抜け雀」、「三方正面真向の猫」など、古くから伝わる知恩院の七不思議も興味をそそる知恩院。京都で迎える年越しに、おすすめの寺院です。

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