三室戸寺(みむろとじ) | 京西陣 菓匠 宗禅
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三室戸寺(みむろとじ)

2018年7月23日

 『夜もすがら 月をみむろと わけゆけば 宇治の川瀬に たつは白波』

の御詠歌で知られる、京都府宇治市にある西国観音霊場(三十三所)の十番札所「三室戸寺」。宝亀元年(七百七十年)光仁天皇の勅願により創建されました。

 ご本尊は千手観音さまですが、厳重な秘仏で、二〇〇九年に八十四年ぶりに公開されました。

 創以来、天皇・貴族の崇拝を集め、霊像の霊験を求める庶民の参詣で賑わうこととなりました。また、宝蔵庫には平安の昔を偲ぶ五体の重要文化財の仏像が安置されています。

 現在の本堂は約百八十年前に建立された重層入母屋造りの重厚な建築で、東には鐘楼・三重塔があります。

 こちら三室戸寺では、春は桜、初夏には紫陽花(あじさい)・蓮(はす)、秋は紅葉と、五千坪の大庭園に四季おりおりの花が見られることから、『花の寺』とも呼ばれています。

特に、三室戸寺の紫陽花は有名で、六月には「アジサイ園」で五十種一万本もの紫陽花が咲き誇ることから、関西の紫陽花の名所としても選ばれています。

 また、三室戸寺は、「蓮の寺」とも呼ばれ、二百五十鉢、百種の色とりどりの蓮が咲く光景は、「さながら極楽浄土のごとく」と言われるほどです。

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