三千院(さんぜんいん) | 京西陣 菓匠 宗禅
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三千院(さんぜんいん)

2018年7月18日

 三千院は、京都市街の北東の山中にある天台宗の寺院です。八世紀(延暦年間)、伝教大師最澄が比叡山東堂に一院を開いたことに始まります。その後、慈覚大師円仁に引き継がれました。

平安後期以来、貴人や仏教修行者の隠棲の地として知られ、青蓮院、妙法院とともに、天台宗の三門跡寺院の一つに数えられています。

境内には、十二世紀に建てられた阿弥陀堂「往生極楽院」や宸殿、客殿があり、往生極楽院には、国宝の阿弥陀三尊坐像が安置されています。

さて、六月中旬から七月中旬頃まで境内にある紫陽花(あじさい)苑では、約千株以上の紫陽花が美しく咲き誇ります。最初に咲き始める小あじさいに、珍しい品種の星あじさい、最も多い山あじさいに額あじさいと美しく紫陽花苑を染めていきます。

この時期、境内の金色不動堂では「あじさい祭」がとり行われ、大般若転読会や墨蹟展が開催されます。

山霧が伽藍を包む幽玄の地「三千院」。ぜひ紫陽花が見頃を迎えるこの時期に訪れてみられてはいかがでしょうか。

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