京都・大阪、製造メーカーの垣根を越えた救済プロジェクトが発足しました | 京西陣 菓匠 宗禅

現在、新型コロナウィルスの影響で、
春の選抜甲子園、お花見、葵祭などが
延期、中止となり、ユニバーサルスタジオジャパンや吉本新喜劇、太秦映画村などは休業。

さらに追い討ちをかけるように
移動自粛や外出自粛により、観光客の方、出張の方も激減し、
京都の清水や大阪の道頓堀だけでなく、
京都駅や新大阪駅での販売店や百貨店も急な休業となっています。

販売店が休業のため、
返品やそれまでに作っていた商品が売り場を失い、
賞味期限が来て廃棄されるのを待つ商品の在庫の山で、
多くの製造メーカーは苦しみ、倒産危機に直面しています。

多くの菓子店からは、
「原材料費だけでもいいので回収できたら。
またせっかく作った商品を売ることもなく、廃棄するのは忍びない」
との声が多く届きます。

それぞれの菓子メーカーは、
お客様に喜んでいただきたいとの思いを込めて商品製造を行っております。

製造メーカーとして、
心を込めて作った商品は自分の子供のようなものであり、
それを捨てる事は本当に心が痛むのです。

このような製造メーカーの厳しい現状を少しでも楽にするため

当店店主の山本宗禅が
製造メーカーの垣根を越えた救済プロジェクトを立ち上げました。

そして、少しでも商品ロスをなくすために
京都、大阪の菓子メーカーが手を結び、

まだ賞味期限がある商品を詰合せ
facebookの販売支援サイトにて支援を
お願い致しました。

その結果、
わずか2時間の間に1,000セットが完売致しました。

これほどまでに
大きな応援とご支援をいただけたことは

本当にありがたく
皆様の温かいお心に
店主をはじめ、働き手皆、胸がいっぱいになりました。

そして、仲間の菓子メーカーの方からは
「これで社員や多くの家族を守ることができる。
まだまだ食べることができる商品を廃棄せずに済んだ。」
との喜びの声をたくさんいただきました。

店主は、
「未だに同じように困っているメーカーはたくさんある。
その方たちを救うためにも、これからも救援活動を続けていきたい」
と申しております。

今後も、この救援活動を続けて参りますので、
ご支援のほど、どうぞよろしくお願い致します。

※第2回(2020.4.30～5.2)も、全国の皆様よりたいへん多くのご支援をいただき予定数2000セットを完売することができました。本当にありがとうございました。第3回も予定しておりますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。