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宗禅とは 〜about Souzen in KYOTO JAPAN〜

京西陣菓匠宗禅が西陣にこだわる理由

西陣織の町『西陣』

京西陣菓匠宗禅にとっての美味とは「美しさ」と「おいしさ」が融合されたものであると考えます。西陣織の「美」と京のあられ・おせんべいの「味」とを融合する事により真の美味しさを創り上げる事ができるのです。
創業以前あられ、おせんべい業界は不況やまた大手メーカーの価格破壊や、効率化を第一と考えるためできた粗悪品の流通により、人々のあられ、おせんべい離れが急速に進みました。その結果、共に競い、本物を作り続けてきたおかき、あられ屋がのれんを守る事ができず、次々と店をたたみだしたのです。その世情の中で私自身、将来について不安を感じるようになりました。

「このままでいいのか?」と迷う私に創業430年、京都の老舗料亭の主人である義父から「西陣は今、着物を着る人口が少なくなって大変らしいけど、負けずに頑張っているので一度勉強して来い」と言われたのです。

すぐに私は西陣織の伝統工芸師の方を訪ねて会いに行きました。その工芸師の方は私に西陣織の素晴らしさを、熱く語って下さいました。そして最後にその工芸士はキリッとした目で、「どんなに不況でも本物を作っていれば必ず生き残る。これからは本物だけが生き残る時代だ」と教えて頂きました。

その一言で私の迷いは消え去り「よし、私もこれからの人生をかけ、伝統と技術が息づくこの西陣で、本物にこだわりながら、京のあられ、おせんべいの技を後世に継承していこう」

そしてまた私は「西陣は職人さんの数が京都でも特に多い地域だ。だからこそ本物かどうかを見極めることができる人が多い地域である、そのため商売するには難しい町といえる。しかし厳しい目のある町に身を置くこと、つまり西陣で認められることが、自分が日本一となる一番の近道である。」と考えたのです。

菓匠 宗禅では、その時工芸師さんにその時に魅了された西陣織の素晴らしさを伝えたいとの想いにより、京のあられ、おせんべいで西陣織の美しい世界を表現致しております。それは「それまでの自分にとって、西陣織はあまりにも遠い存在過ぎて、関心を持つことさえできなかった。しかし、少しでも近い存在に感じられると人は興味を持つことができる」と感じたからです。

そこで商品を作る前には西陣織を勉強し、その織法に似せたあられを作ると共に、織法の名前を付け、織法の説明をし、包装紙などにも西陣帯を模写してデザインしています。
そのことで「西陣織に少し近づける人が増える」。少しおこがましいのですが、それが「西陣織の素晴らしい文化を残すことにお役に立てるではないか」と考えているからなのです。

これからも真の美味を追求し、工芸師さんに教えられ魅了された西陣織の美しさ、素晴らしさを、一人でも多くの方に伝える事により、あられ文化と共に西陣織の伝統と文化をも伝え残したいと日々考えております。

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