
日本では古くから「立春(りっしゅん)」、「春分(しゅんぶん)」、「夏至(げし)」、「白露(はくろ)」、「冬至(とうじ)」、「大寒(だいかん)」など季節を24個に分けて表していました。
これを「二十四節気(にじゅうしせっき)」といいます。
その中でも、春夏秋冬を分ける「立春」、「立夏(りっか)」、「立秋(りっしゅう)」、「立冬(りっとう)」は季節を分ける大きな節目とされており、その前日、季節の変わる最終日を「節分」と呼びます。
立春、立夏、立秋、立冬の前日すべてが「節分」ですので、本当は「節分」は年に4回あるのですが、
昔は、立春が1年の初めであるお正月(旧暦の正月)でしたので、その前日である大晦日に、邪気を払い、清め新しい年を迎えるための儀式として、節分の行事を行うようになりました。

節分の行事の由来は、平安時代の宮中行事であった「追儺(ついな・おにやらい)」と言われています。
平安時代、大晦日に宮中では、桃の木で作った弓矢で悪鬼を追い払う行事が、この「追儺」の儀式として行われており、その後、豆まきをし鬼を追い払う行事が江戸時代に民間に広まったそうです。
古来、病気や飢餓、災害などは鬼(魔物)の仕業とされており、この鬼(魔)の目(魔目)に、魔を滅する豆=(魔滅)を投げつけることで、鬼を追い払い、福を呼び込みます。
そのため、「鬼は外!福は内」と掛け声をかけながら豆をまくのです。

2026年の節分は2月3日(火)です。
昨年は2月2日が節分でした。現代の暦は国立天文台の観測によって「太陽横経が315度になった瞬間が属する日」を立春とするそうです。2月の「節分」は春の始まりである「立春」の前日となりますので、「立春」の日が動けば節分の日も動くということですね。27年も2月3日が「節分」になります。
2026年の恵方は「南南東」です。

節分に食べる「恵方(えほう)巻き」。恵方とは、吉方(きっぽう)ともいい、その方向に、その年の福徳をつかさどる神「歳徳神(としとくじん)」がいるとされ、たたり神のめぐってこない最もよい方向とされています。
恵方巻きとしての歴史は古くはなく、1973年頃に大阪海苔問屋協同組合が寿司店と組んで、節分に「太巻き」を恵方巻きとして売り出したのがきっかけと言われています。
その後、1998年に大手コンビニが、海苔巻きを販売する時に大々的にPRし、全国に広まりました。

各地で行われる節分行事で、よく目にするのが成田山新勝寺の豆まきではないでしょうか。
大相撲の力士や、大河ドラマの出演者が参加し、豆まきが行われます。
その他にも、京都 吉田神社では、古来の伝統「追儺式」が行われます。
また、京都 廬山寺(ろさんじ)では、貪欲・怒り・愚痴をあらわす3色の鬼が舞い踊る「鬼おどり」が行われます。
また、岡山県の吉備津神社では、豆まきの後に焚き火を囲み、ほら話を楽しむ「ほら吹き神事」が行われるそうです。
こうして、各地にある節分行事。節分がいかに重要な行事であったかが分かりますね。
