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こわれ久助って?

なぜ割れたり欠けたりした、せんべいやあられを久助って呼ぶの?

毎月9日に販売させていただいている「こわれ久助」。
しかしながら他のお菓子屋さんでも「久助」という名前の、割れたり欠けたりしたお菓子が販売されているのを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そもそも久助って?
製造過程で割れたり欠けたりしてしまったせんべいやあられを種類問わずまとめて割安で販売する、お買い得詰め合わせのことをひろく「久助」と呼ぶのですが、特にどのせんべい、あられであるとかブランドや品目であるとかは関係なく、われせん詰め合わせはなんでも「久助」と呼ばれています。

なぜ久助と呼ばれるようになったの?
由来は諸説あるそうですが、

① 江戸時代から良質な本葛の久助葛が愛用され、和菓子職人・料理人の間で久助と呼ばれていた。そして割れた屑物の菓子に、葛という同音を掛けた駄洒落で「久助」と呼んだという説

② 完全なものを10とすると、少し欠けたものは9であることから「九助」となり、久助に転じた説

③ 江戸時代の奉行に『久助』という名前が多く、その人達がお土産としてよくこわれ煎餅を持って帰っていたから

④ 五助という職人が失敗ばかりするので、親方が怒りのあまり「久助」と呼び間違えた。

発祥の時期は残念ながらはっきりしませんでしたが、吉野葛が和菓子に使われるようになったのは江戸時代中期以降で、店頭でのせんべい販売が盛んになり始めたのもこの頃といわれています。

●毎月9日。会員様への先行販売(前日8日メルマガでお知らせ)もある
「こわれ久助」→詳しくはこちら

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