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1月について

1月の旧暦について

1月の旧暦での呼び方は、睦月(むつき)です。「親睦を深める」という意味を持つ「睦」という漢字が入っており、家族や親戚などが集まって、新年をお祝いする様子から「睦(むつ)みあう月=睦月」とされました。新しい1年のスタートにふさわしい、晴れやかな呼び方と言えるでしょう。

1月の誕生花について

誕生花とは、
生まれた月日にちなんだお花のことです。
誕生花は月ごと・日ごとに決められていて、
どちらも
「正しい誕生花」
というものがありません。
地域や国によって様々、
同じお花でもたくさんの意味を持っています。
今回は、日本の代表的な1月の誕生花 「水仙」をご紹介させていただきます。

水仙

花言葉は「自己愛」「うぬぼれ」
白い水仙は「尊敬」「神秘」
黄色い水仙は「もう一度愛してほしい」 「私のもとへ帰って 」
水仙は、花がもつ清楚なイメージとは真逆の花言葉をもっています。これは、学名の由来となった「ナルキッソス」という美少年にまつわるギリシャ神話のエピソードに由来します。

水仙とナルキッソス

その昔、美少年ナルキッソスは、その美貌によりさまざまな相手から言い寄られましたがいつも冷たい態度をとりました。森のニンフ(山、川、森、谷に宿る精霊)のエーコーもナルキッソスに恋をしましたが、彼に相手にしてもらえず、屈辱と恋の悲しみからやせ衰え、ついには肉体をなくして声だけの存在になってしまいます。復讐の女神ネメシスは怒り、その呪いによりナルキッソスは水面に映る自分の姿に恋をしてしまいます。しかし、水面の中の像は、ナルキッソスの想いに応えることはなく、その恋の苦しみで彼は憔悴して死んでしまった。そして、その体は水辺でうつむきがちに咲くスイセンに変わりました。だからスイセンは水辺であたかも自分の姿を覗き込むかのように咲くといわれます。
また黄色の水仙は、別の話に由来しています。
デメテルの娘ペルセポネは、冥界の王ハーデスに一目ぼれされて、黄泉の国に連れ去られてしまいます。連れ去られるペルセポネの手から落ちた水仙は、その後黄色い花を咲かせ、黄水仙となったとされています。ペルセポネの母親で豊穣の女神デメテルは怒り悲しんだことから、「私のもとへ帰って」という花言葉がつきました。

1月の誕生石 「ガーネット」

誕生石とは、1月から12月まで、それぞれの月にちなんだ石のことです。
自分の生まれ月に割り当てられた石を身に着けることで幸せを招き、災いから身を守ると伝えられてきました。
ガーネットは自然な状態でもきれいに結晶する特徴があり、はじめからカットされたように美しいので、最初の月である1月の誕生石に選ばれたといわれています。
語源は、ラテン語の「granatus(グラナトゥス/種子)」に由来するとされ、日本では柘榴に似ていることから「柘榴石(ざくろいし)」と呼ばれています。

石言葉は「真実」・「友愛」・「忠実 」

また、日本ではガーネット婚といわれ、結婚18年目の記念日にガーネットを贈るのが良いとされています。
「一途な愛」「不変の愛」を象徴する石なので大切なパートナーへ贈ったり、石言葉にある「友愛」という言葉通り、仲の良い友達へのプレゼントにしてみたりしてはいかがでしょうか。

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