《周年祝いとは？》

周年祝いとは、会社やお店の1周年、2周年、5周年などのお祝いのことです。
会社の設立やお店の開店は、大切な節目であり、記念日です。、

特に1周年、3周年、5周年、10周年、15周年、20年、25年、30年などは、
盛大にお祝いされる会社、お店も多いので、
大切な方々と今後も変わらぬお付き合いを重ねていくためにも
心を込めてお祝いをお贈りしましょう。

《周年祝いの際の熨斗（のし）は？》

周年祝いの贈り物に掛ける熨斗紙（のし）は、紅白の蝶結びの水引が使われます。
蝶結びは、ほどいたり結んだりできるため、「何度あっても嬉しいお祝い」の場合に使われます。

表書き（蝶結びの水引より上の部分）には、

御祝
祝 御創立○周年
御創立　〇周年御祝
祝 開店〇周年
開店〇周年御祝

また、名入れ（水引より下部分）には、
自身の会社名や、店名を記入します。

なお、こちらは、周年記念をお贈りする際の熨斗になります。
返礼品やお返しをされる場合は熨斗が異なりますので、
ご注意ください。

《周年祝いにお返しは必要？》

周年祝いのお返しは、設立や開店の節目に
お祝いしてくださった大切な人に対して
失礼のないように、礼儀を尽くしてお返しを贈りましょう。

周年祝いのお返しは、創業や設立、開店を祝うパーティーや記念式典を行う場合は、
そちらで内祝いとして参加者へ記念品をお渡しすることが多いようです。

また、パーティや記念式典などを行わない場合は、
なるべく1～2週間以内には、品物にお礼状を添えてお返ししましょう。

お返しの際ののしは、
パーティや記念式典の場合は、

紅白の蝶結びの水引に、表書きを

創立〇周年記念
開店〇周年記念
粗品
記念品

などが良いでしょう。

パーティや記念式典などを行わない場合で、
御祝をいただいた際は、

御礼
開業之内祝
開店之内祝

などが良いでしょう。

どちらも、名入れ（水引より下部分）には、
自身（〇周年を迎える会社）の会社名や、店名を記入します。

《周年祝いの贈り物の相場は？》

周年祝いの相場は、以前にこちらがお祝いをいただいた際は、
その金額に合わせるようにしましょう。

一般的な周年祝い・創業記念祝いのおおよその相場は以下の通りです。

懇意または重要なお取引先：3万円～10万円
通常のお取引先：1万円～2万円
友人・知人など（取引がない場合）：5千円～1万円

こちらのお祝いとともに、お菓子などを添えてお渡しするのが
最も好ましい贈り方といえます。

なお、胡蝶蘭などのお花をお贈りするのも良いですが、
置くところがない、雰囲気に合わないなど、逆に気をつかわせる
場合がありますので、注意しましょう。

《周年祝いに喜ばれるお菓子は？》

周年祝いに添える場合や、開店を祝うパーティーや記念式典の記念品、
御礼や内祝など、どの場合も主に会社にお渡しする場合が多いはずです。

そのため、いつ食べられるか分かりませんので、なるべくお日持ちが長く、
形が一緒で、１つ１つ個包装になっているものが喜ばれます。
特に、パーティや記念式典の場合は、持ち帰るため、あまり重くないものを
お渡ししましょう。