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取引の会社からの事務所やオフィス、工場の移転のお知らせ。
このような場合、移転のお祝いをお贈りするのが慣例です。
しかし、中には移転のお祝いを贈ってはいけない場合もあります。
移転のお祝いを贈ってはいけない場合、それは…
・事業縮小による移転
・お取引の会社がお祝い品を辞退されている場合。
主に、この2つになります。
事業縮小による移転の場合は、おめでたいこと、お祝いごとではないため、お祝い品を贈るのは控えましょう。
また、お取引先が、お祝い品を辞退される場合、事業拡大の場合でも、お相手を困らせることになりますので、
お祝い品は控えましょう。
なお、お祝い品を辞退される場合、お手紙やおハガキにその旨を記載されている会社も多いようです。
会社や事務所、オフィスの移転は、大変慌ただしいものです。
そんな折だからこそ、お相手の時間をとらないようにしたいものです。
一般的に、移転のお祝いをお贈りする時期は、移転の前日から約2週間ぐらいが良いでしょう。
前日もしくは当日が良いとも言われていますが、アポイントメントなしに
移転先にお伺いすると大変慌ただしい時ですので、ご迷惑になるかもしれません。
そのため、事前にアポイントメントを取りお祝いに伺うか、お祝い品だけを贈る、
もしくは、2~3日してからお伺いするのが良いでしょう。
また、移転のお祝いが遅くなった場合は、ご挨拶としてお伺いするのが一般的です。
移転の際のお祝いの相場は、お取引先との関係によって異なってきます。
重要なお取引先であれば、3万円~5万円ほど、
普通のお付き合いであれば、1万円~2万円ほどが良いでしょう。
移転のお祝いの際の熨斗(のし)紙は、白の蝶結びの水引が使われます。
蝶結びは、ほどいたり結んだりできるため、「何度あっても嬉しいお祝い」の場合に使われます。
表書き(蝶結びの水引より上の部分)には、「御祝」、「御移転御祝」、「移転之御祝」などを記載します。
また名入れ(水引より下部分)には、自身の会社名や、店名を記入します。
移転のお祝いでは、胡蝶蘭や観葉植物が定番でしたが、
最近は、置き場所などの問題から、オフィスで使える実用品や、
消えモノと呼ばれ、オフィスでも飲食でき分けることもできる
ジュースの詰合せや、お菓子の詰合せなどが喜ばれるようです。
移転という大きな節目ですので、お相手に迷惑にならず
お喜びいただけるものをお贈りしたいですね。