還暦で使用する「のし」は、慶事用として何度あってもよいおめでたい時に使用する「紅白の蝶結びの水引ののし紙」をお掛けします。
まれに一生に一度しかない「結び切り」ののしと勘違いされる方がいらっしゃいますが、これから「古希」、「喜寿」、「傘寿」、「半寿」、「米寿」、「卒寿」と長寿のお祝いは続いていきますので、いつまでも元気で長生きしていただきたいとの想いも込めて「蝶結び」を使用しましょう。
のしの書き方ですが、表書き(のしの蝶結びの水引よりも上部分)には、祝還暦、還暦之御祝、寿還暦などが多いですが、親しい間柄でしたら「いつまでもお元気で」、「ありがとう」などのメッセージも良いでしょう。
また、名入れ(のしの蝶結びの水引よりも下部分に名前を入れること)は、一般的に2人まではそれぞれのお名前をいれますが、3人以上では「子供一同」や「孫一同」などとする場合が多いようです。
また、「のし」を包装紙の内側に掛けるか(内のし)、外側にかけるか(外のし)ですが、こちらは地域差もあり、必ずどちらか一方でないといけないということはありません。一目で誰からの贈り物であるかわかる外のしでも良いですし、包装紙も見ていただきたいのでしたら内のしも良いでしょう。
還暦の方へ贈るお手紙やメッセージはどのような内容が良いのでしょうか?
内容としては、御祝の言葉はもちろんですが、還暦ですので、それにちなんだ内容などを盛り込むのも良いでしょう。また、これからも長生きして欲しいという願いや、感謝の気持ちなども良いと思います。
さらに、その方とのエピソードなどを盛り込むのも、特別感があり大変お喜びいただけるのではないでしょうか。
(例1)
お父さん
還暦おめでとう!
還暦は、第二の人生の出発点と言われます。
まだまだ長い人生ですので、これからもお元気でいてください。
(例2)
お母さん
還暦おめでとうございます。
いつも私や孫のことを気にかけてくださって、ありがとうございます。
孫たちも、お母さんの作るご飯をいつも楽しみにしています。
これからもお体を大切にされ、健康で長生きしてください!
(例3)
〇〇様
この度は、還暦を迎えられましたこと、誠におめでとうございます。
心よりお祝い申し上げます。
○○様の、いつも優しく行動力あふれる姿は、私の憧れです。
これからもお体を大切にしていただき、いつまでもお元気でいらしてください。
還暦に贈るお祝い、プレゼントには、年寄り扱いする品よりも、縁起物やこれからの健康や長寿を願う品をプレゼントしましょう。
特に還暦は、人生の大きな節目ですので、他にはない大変おめでたい逸品を贈られる方も少なくありません。
当店、京西陣菓匠宗禅でも最高級のお祝い品として、世界最高峰のおもてなし品である献上菓子【黄金の亀】をご用意しております。
献上菓子【黄金の亀】は、一粒一粒を丹精込めて造り上げた亀のあられ千粒の中から、最高の形と紋様の雄と雌の1粒ずつを選び出し、さらに磨きを掛け金箔を店主自らが貼り合わせた逸品を、清水焼の皿や、加賀塗りの器、西陣織の巾着、奈良の桐箱などを用い、日本が誇る職人の粋を集めたお祝いの品です。
家族や、親戚一同からのお祝い品として、人生の節目に華を添えて下さいませ。