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新店舗を成功させるための
自社内クラウドファンディングのススメ
Chapter3【実践録1】
いよいよ 6月3日
自社にてのクラウドファンディング開始が決定
ページ制作期間:自社内にて約3週間
開催期間6月3日〜6月23日までの20日間がスタート
『実施期間を20日間と設定したのは』
1. クラウドファンディングの挑戦は短期勝負の方がダレなくていいと考えたこと。
2. 新しい京都店のオープンの予定がこの時点でまだいつになるか見えなかったこともあり、早めに動いておいた方が良いと考えたこと。(この時点では新店舗の開店は祇園祭が終わり少し落ち着く7月後半だと予測していました。)
【6月3日20時00分 スタート】
①会員様への一斉メールにて配信
②20時30分過ぎに個人のFacebookにて配信
(Facebookは私の場合は18時〜19時に配信するのが一番多くの方に見ていただけることが分かっています。しかしこの日は仕事が立て込み配信が少し遅くなりました。)
↓
本当に有難いことにたくさんの方にシェアしていただき、一気に会合仲間や友人に拡散されていきます。
【6月4日19時22分】
なんと23時間22分で目標としていた100万円を達成したのです。
このスピードには正直驚き、そして皆様の優しさに本当に感極まりました!!
開始までの準備として ご支援をいただいた方へのお礼のメールを作っていました。
しかしこんなにも早くに達成するとは予想もしていなかったので、すぐに内容を変更しました。
『自社内でのクラファンのメリット』
1、自社にて自由に開始時期や終了時期を決めることができる。
2、自社にて自由にページを変更できる。
3、自由に第2目標、第3目標を作ることができる。
クラウドファンディングでは目標を一度決定すると変更できない会社があります。 目標が達成すると、次の目標へと変更することはできないのです。
例えばせっかく支援しようとページに訪れた時に「達成しました」と書いてあれば「もう達成したんだ。よかったな」で終わってしまい、支援には繋がらないかもしれません。
それを回避するためにも 弊社では第2ゴール目標200万円を打ち立て次に向かうことができました。
↓
この間に第1ゴールの支援者の方にお礼と第1ゴール達成の報告を兼ねたメールを送りました。
またFacebookや自社の会員様メールにても第1ゴール達成の報告をしました。
このことでさらにクラファンは盛り上がっていきます。
そして6月5日
第2目標ゴール200万円も38時間47分で達成!!
さらに第3目標ゴールを300万円に設定。
第3ゴールも6月10日で達成します。
この頃になると支援いただいた方がさらに「私がクラウドファンディングに挑戦している」と広めてくれるようになり、遠くに住む親戚や働き手のご家族、友人などの応援が増えていきます。
●Facebookの第1ゴール達成報告
そして6月23日
最終377万7千円
目標の377%を達成し終えることができました。
正直に言うと
第4目標ゴールを作ってSNSでさらに煽り、もっとお願いすれば支援は集まったと思います。
しかし私としては、このクラファンの挑戦はお金を集めることが最終目的でありませんでした。
新店舗を出すために背中を押していただきたかった。 そして出店した時にファンになっていただけるお客様が欲しかったのです。
そのため最終ではトーンダウンし一切煽ることはせずに、それよりも達成したことへのお礼を伝えることに重きを置きました。
このクラファンの挑戦は弊社が生き残りをかけた製造、販売、営業、事務、ドライバーと全ての働き手を巻き込んでの一大プロジェクトとして取り組みました。
朝礼やメールにて全職場の働き手に進捗状況を報告し、自分ごととして捉えていただけるように努めました。 このことも達成の大きな要因につながったと思います。
実はクラファン挑戦中、そして終了してからも大きな誤算と失敗がありました。
1. 新店舗のオープン日が思っていたよりも早く7月7日に決まったこと。
このことによりリターンとなる『果実とわらび』の完成を早めなければならなくなりました。
なぜなら一番にご支援いただいた方に「果実をわらび」を送ると伝えていたからです。
そのためリターンの発送日を急遽変更することとなり、支援者の方にも説明して発送日の変更をお願いすることになりました。
また店舗の内装や備品などの発注や製作もバタバタで、いろいろな方にご迷惑をおかけすることになりました。
本当にたくさんの方のお力添えのおかげで【KYOTO SOUZEN】を開店することができたことを心から感謝いたしております!!
2. リターンの配送に失敗してしまったこと。
リターンで送った『果実とわらび』が箱の中でなんと、ひっくり返るという事態が起こりました。
もちろん事前に冷蔵での宅配便のチェックはしました。 しかし1回の検証では少なすぎました。
これは配送会社を私が過信したことが原因です。 色々な取り扱いの注意書きを貼り、しっかりと対応をお願いして宅配会社に引き渡しました。しかし全国の営業所においては徹底されることはできませんでした。
これは美味しく創ることばかりに目が行きすぎていた、全てを管理できていなかった私の責任です。
早く新商品をお届けして「喜んでいただきたい」との想いばかりが先行し、家に届くまでのことに心配りができていませんでした。
せっかくの商品が「転がり裏返った状態で届いた」と知人からのメールで知った時、私は愕然としました。
「ご支援いただいた方を裏切ってしまった」「期待に応えることはできなかった」「10年もかけて創ってきた商品がダメになった」という気持ちに襲われたからです。
すぐにその事実について商品をお届けした方全員にお詫びのメールを入れ、そして次の日には代替え品として弊社の人気商品となった『串わらび』を160名の方に送りました。
【お詫びの手紙】
【送付した串わらび】
もちろんお届けした全員の商品が転がっていた訳ではありません。
事実を伝えたメールの返信で「うちは大丈夫だったよ」「裏返っていなかったよ安心して」と多くの方から連絡をいただきました。
ただ私としてはそうしなければ自分を許すことができなかったのです!!
「人は本当に優しい。」
代替え品が届いた方から 「わざわざ代替え品なんかいらなかった。心から応援している」、「うちに届いた商品は大丈夫やったのに」 「裏返っていたけど果実とわらびは本当に美味しかった」「だから宗禅が好きだ」などなど励ましの連絡をたくさんの方からいただきました。
私は涙を止めることができずに泣きました・・・
絶対にしてはいけないミスをしましたが、その時の対応のおかげで、より強いファンができたことも事実です。
そして2度と通販では果実とわらびは販売しないと決め、お詫びとその想いをホームページで上げました。